舞台機構の納入後、機器管理・メンテナンスおよび改修工事まで、
製品ライフサイクルの全てをサポートする体制を確立しています。
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Point01
24時間365日対応
全国対応・24時間365日体制でサービスを提供し、トラブルにも迅速かつ確実に対応
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Point02
情報連携
全国の事業所の専門スタッフが適切に対応するため確実に情報連携
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Point03
柔軟な対応
メーカーならではの製品を知り尽くしたきめ細かで柔軟な対応
メンテナンスの必要性
保全について
改修について
メンテナンスの必要性
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設備機器の長寿命化
部品の劣化や不具合を早期に発見できます。適切な対応を重ねることで、舞台設備の寿命を延ばすことが可能です。
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コスト削減
予防保全により、大規模な修理や高額な部品交換が必要になる前に問題を解決できます。
これにより、長期的には修理費や交換費を大幅に削減できます。 -
運営の安定化
舞台機構の突然の故障や停止を未然に防ぐことができます。
これにより、安心して公演を開催でき、劇場全体の運営も安定します。 -
安全性の確保
不具合が原因で発生する故障のリスクを低減できます。
予防保全を徹底することで、安全を守ることができます。
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保守点検
舞台機構の安全を守る、確かな取り組み。
法律に基づいた定期的な保守点検を実施し、舞台機構の安全性と信頼性を継続的に確保しています。製品のライフサイクルに応じて、お客様に安心してご利用いただくための重要な取り組みです。
所有者・管理者の努力義務(建築基準法第8条)
建物の敷地・構造・設備を常に適法な状態に保つよう努めることが求められています。
保守点検の推奨
この規定に基づき定期的な保守点検の実施が推奨されています。
法的義務や罰則はなし
保守点検自体には直接的な法的義務や罰則はありませんが、安全な運行を確保し、事故や故障を未然に防ぐために非常に重要です。
その他舞台機構における主な安全基準
吊物機構安全指針(JATET・1996年)
本指針は、劇場などの舞台・演出空間に設置される吊物機構(照明や舞台装置など)に適用されます。床機構安全指針(JATET・2005年)
本指針は、劇場などの演出空間に設置される床機構(昇降床や回り舞台など)を対象としています。 -
精密点検(不定期)
劣化や故障リスクの高い設備には、特別な精密点検を実施
劣化が進んでいる設備や、故障の発生率が高いと判断される設備に対して、通常の点検に加え、自主的に精密点検を実施しています。点検結果はお客様に分かりやすくご報告し、安全性向上・設備の長寿命化を図るため、今後の対応方法や改善策をご提案いたします。
保全について
保全とは、設備のライフサイクル全体にわたり、常に正常で良好な状態を保てるよう、点検・検査・調整・修理・部品の交換などを行う活動のことです。保全は大きく「維持活動」と「改善活動」に分けられます。
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維持活動
設備の性能を保つための活動で、以下の3つに分類されます
予防保全
定期的な点検や診断により、故障を未然に防ぐ。
(例:毎月の保守点検、制御系の診断など)予知保全
設備の劣化傾向を分析し、最適なタイミングで対策を行う。
事後保全
故障発生後に原因を取り除き、復旧を図る。予備部品の確保が重要です。
日常点検など、現場で行われる作業も維持活動に含まれます。
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改善活動
設備の性能を向上させたり、故障しにくくするための活動です
改良保全
改修工事などにより、設備の信頼性や性能を高める。
保全予防
設計段階から過去の故障情報を活かし、不具合を予測・対策する。
定期保全(一例)
設置後は、測定データを継続的に蓄積しながら、定期的な点検と調整を行います。
利用状況に応じて、細かな調整を重ねることで、常に安全で安定した状態を保つための取り組みです。
吊物機構 | 床機構 | 操作・制御関係 |
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マシン点検、注油 | マシン点検、注油 | 配線、端子の点検 |
滑車動作、ワイヤロープ外れの有無 | リミットスイッチ類の点検 | 運転電流、電圧、絶縁測定 |
ワイヤロープの点検 | フレーム類の点検 | 機器の設置状況 |
バトン類の点検、調整 | 迫り停止位置点検、調整 | 操作応答性 |
反射板の位置、調整 | ピット落下物の点検 | 位置決め精度 |
幕類開閉、破れ、調整 | レール、ギヤ注油 | エラー履歴・画面状態 |
- 定期的に測定値や停止位置などのデータを保存し、竣工時や過去のデータと比較することで変化を把握します。
その変化に応じて最適な調整を行い、機器のライフサイクルを適切に維持・サポートします。
改修について
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更新計画立案
設備の更新提案で、これからも安心・安全を
設備・機器は、一定の使用年数を超えると安全性の低下や修理費の増加など、さまざまな問題が発生する可能性があります。新設時から蓄積した製品のデータを活用し、使用状況や時代のニーズに合わせた最適な更新プランをご提案いたします。
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マシン電動化
舞台装置を電動化することで、演出のタイミングに合わせた精密な動きが可能になります。
滑らかで安定した動作により、舞台の臨場感を高め、観客に強い印象を与える演出が実現できます。 -
マシン静音化
装置の動作音を抑えることで、舞台上の静寂を保ち、演者の声や音楽をより鮮明に届けることができます。
静かな環境は、観客の集中力を高め、舞台の世界観に深く引き込む効果があります。 -
インバータ化
インバータ制御によって、省エネ運転と、滑らかな動作制御の両方を実現します。
安全性を確保しつつ、演出の自由度を高めることができます。 -
制御レベル向上
高度な制御システムにより、舞台装置の安全性を確保しつつ、
複雑な演出にも対応可能。演出家の意図を忠実に再現する舞台づくりを支援します。 -
操作性向上
操作系の合理化により、省力化と安全性を両立。
スタッフの負担を軽減し、スムーズな舞台進行を可能にします。