エレベーターの機能や関連法令は日々見直され、各部品にも耐用年数があります。
法定耐用年数は17年とされており、老朽化した設備にはリニューアルが必要です。
安全・安心・快適にご利用いただける様々なリニューアルプランをご用意しています。
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Point01
法定耐用年数
エレベーターの機能や法令は日々進化しており、全体の法定耐用年数は17年
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Point02
安全性
長期間使用されたエレベーターは、安全性・快適性の観点から、リニューアルが必要
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Point03
リニューアルプラン
フルから部分改修まで、多様なプランで安全・安心・快適なエレベーター環境を実現
エレベーターの耐用年数
社会のニーズ
リニューアルプラン
よくあるお問合せ
エレベーターの耐用年数
エレベーターの耐用年数は、使用状況やメンテナンスの頻度によって異なりますが、一般的には20年から30年程度とされています。
具体的には以下のようなガイドラインがあります。
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法定耐用年数
国税庁が定める法定耐用年数は17年です。
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メーカーの耐用年数
多くのエレベーターメーカーは20年から25年を目安としています。
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国土交通省のガイドライン
15年で修繕、30年で交換が推奨されています。
エレベーターのリニューアルや更新工事は、安全性や快適性を保つために重要です。
耐用年数が近づいたら、リニューアルを検討することをおすすめします。

エレベーターリニューアルの必要性と
社会的ニーズ
エレベーターの老朽化や法令の改正、高齢化社会への対応などにより、リニューアルの必要性が高まっています。
安全性の向上、省エネ、バリアフリー対応など、社会全体の安心・快適な暮らしを支える重要な取り組みです。
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安全性の向上
地震や停電時に備えた機能や、高齢者・子どもに配慮した安全装置の導入が求められています。
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法令・基準への対応
建築基準法などの改正により、既存設備の更新が必要となるケースが増加しています。
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高齢化・バリアフリー対応
誰もが安心して利用できるユニバーサルデザインの導入が社会的に重要です。
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部品供給と維持管理の限界
古い機種では部品供給が困難となり、計画的な更新が不可欠です。

リニューアルプラン
すべての構成部品を最新機種に交換する一括リニューアルプランのほか、お客様のご要望やご予算に応じた多様なリニューアルプランをご用意しています。
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一括リニューアル
既存のエレベーターを構成するすべての部品を撤去し、最新の安全基準・機能に対応した新規部品へと全面的に交換します。
老朽化した設備を一新することで、安全性・快適性を大幅に向上。制御装置、巻上機、かご、出入口、操作盤など、すべての主要部品を最新仕様に更新し、長期的な安定稼働を実現します。
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新法対応リニューアル
建築基準法などの改正により、既存設備の更新が必要となるケースが増加しています。
(例)
戸開走行保護装置の設置
万が一、エレベーターのドアが開いたまま動き出してしまった場合に緊急停止をさせるための装置
地震時管制運転装置の設置
地震時に揺れを感知し、自動的に最寄り階へ着床させる装置
停電時自動着床装置の設置
停電時にエレベーターが停止し、中に人が閉じ込められた場合に停電盤(バッテリー)で速やかに最寄り階へ着床させる装置
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制御リニューアル
既存のエレベーターの制御装置を最新のシステムに更新し、安全性・快適性能を向上させます。
巻上機やかごなどの主要機器はそのままに、制御盤・操作盤・センサー類などの電子制御系を最新仕様に交換。老朽化による誤作動や停止リスクを低減し、スムーズで信頼性の高い運行を実現します。短期間・低コストでの機能向上が可能な、コストパフォーマンスに優れたリニューアルプランです。
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デザインリニューアル
エレベーターの内装・外装を一新し、施設のイメージアップと利用者の快適性を実現します。
老朽化や経年劣化が目立つ内装・外装を、現代的で洗練されたデザインに刷新。壁面パネル、床材、天井照明、操作パネルの意匠などをトータルでコーディネートし、施設全体の美観と調和した空間を創出します。
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福祉対応リニューアル
すべての人にやさしいエレベーターへ。バリアフリー基準に対応した安心・快適な空間を実現します。
高齢者や車いす利用者、視覚・聴覚に障がいのある方など、すべての利用者が安心して使えるよう、エレベーターを福祉対応仕様にリニューアル。操作性・視認性・安全性を高める各種機能を導入し、公共施設や医療・福祉施設にふさわしいユニバーサルデザインを実現します。
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防犯対策リニューアル
エレベーター内外の防犯機能を強化し、利用者の安心・安全を守ります。
不審者の侵入やトラブルの抑止、万が一の際の迅速な対応を可能にするため、監視カメラや通報装置、録画システムなどの防犯機器を導入・更新。公共施設や集合住宅、医療・福祉施設など、多様な利用環境に応じた防犯対策をご提案します。
よくあるお問合せ
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Q
20年経過した古いエレベーターを、このまま使用し続けてもいいの?
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A
エレベーターには寿命があります。また、古くなったエレベーターの部品手配には時間が掛かり、その分、復旧に時間と日数が掛かります。(既に部品が生産中止となっている場合は、部品在庫も無いことがございます。) 一括リニューアル、或いは使用できる部品のみ残した部分リニューアルをご提案します。
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Q
乗り降りする際の段差を無くしたい
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A
インバータ制御への改修で、着床時の段差を解消し、乗り心地も良くなります。 制御リニューアルをご提案します。
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Q
地震や停電のときの閉じ込めを防ぐ機能って?
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A
地震や停電の際、速やかに最寄り階へ着床させドアを開く装置(「地震感知器」や「停電盤」)の設置をご提案します。
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Q
「点検中」でエレベーターが使用できない時間を短縮したい
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A
運行状況を24時間365日、リモートで点検・監視ができる「遠隔監視装置」の設置をご提案します。
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Q
エレベーターの見た目だけきれいにしたい
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A
かご及び乗場の照明や色などを一新するデザインリニューアルをご提案します。また、「LED照明」を採用されますと省エネにもなります。
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Q
防犯対策を施したい
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A
防犯カメラの設置は犯罪抑止効果がございます。また、防犯ブザーを設置することで、より安心してご利用いただけます。防犯対策リニューアルをご提案します。
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Q
省エネ対策を施したい
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A
インバータ制御にすることで、モーターを常に最適な効率で駆動させます。 消費電力を節約でき、高稼働のエレベーターについては大幅な省エネが期待できます。制御リニューアルをご提案します。
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Q
乗り降りしている間は、ドアが閉じないようにしたい
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A
出入口のほぼ全高にわたり赤外線ビームを照射し、ビームの一部分でも遮れば、閉まりかけたドアが反転し開く、多光軸ドアセンサの設置をご提案します。
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Q
ドアの開閉をもっとやさしい動きにしたい
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A
スムーズなドアの開閉が可能となるインバータ制御をご提案します。
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Q
高齢者にあった仕様に変更したい
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A
手すりやドアセンサを設置する、福祉対応リニューアルをご提案します。また、着床時の段差を解消し、スムーズな動きを実現する制御リニューアルを同時に行うとより効果的です。
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Q
最新の安全装置を導入したい
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A
戸開走行保護装置の設置をご提案します。平成21年9月28日の政令改正により、エレベーターの駆動装置や制御器に故障が生じ、かご及び昇降路のすべての出入口の戸が閉じる前にかごが昇降したときなどに自動的にかごを制止する安全装置の設置が義務付けられました。なお戸開走行保護装置については、国土交通大臣の認定を取得する必要があります。当社では多くの機種で認定を取得しております。