当社の高い技術力は、企画、設計、製作、施工、保守、改修までを一貫して手掛けていることから生まれています。
その中でも設計棟・研究棟・工場棟を有する神戸事業所は、当社のテクノロジーの根幹を成す施設であり、設計、製作に加え、研究・開発の結果をフィードバックすることにより、高品質のものづくりを実現しています。
社員同士のコミュニケーションを自然と促進する「設計棟」、製品の加工・塗装・組立・検査・発送を一貫して処理できる「工場棟」、新技術の研究・開発や製品試験を高レベルで実現する「研究棟」の3つの棟で構成されており、お客様に安心と感動を提供する製品づくりを推進してまいります。
神戸事業所の概要
- 敷地面積
- 約 56,300m²
- 建物面積
- 約 19,560m²
- 工場棟
- 約 16,530m²
- 事業所棟
- 約 2,250m²
- 研究棟
- 約 700m²
- その他 建物
- 約 80m²
劇場仕様の舞台研究棟
進化を続ける舞台機構技術に対応すべく、また、お客様の様々なご要望にお応えできるよう、「舞台研究棟」には実際の劇場仕様を有する最新鋭の開発環境を整えています。国内有数のオペラ劇場にも匹敵するすのこ高さ(26.6メートル)を備え、高速吊物マシンの群管理研究開発が可能です。
「すのこ」は舞台機器の吊下げ・設置が容易に行える二段構造で、移動式一点吊装置等の開発にも力を発揮します。壁面にはガイドレール取付鉄骨を設け、従来型カウンターウェイトバランス式吊物装置の研究開発にも対応しています。舞台機構開発者はこのような実際の舞台と同様の研究環境に身をおくことで、感動を生み出す原動力となる感性や想像力を磨き、感動創造テクノロジーを追求しています。
フレキシブルなエレベーター研究棟
「エレベーター研究棟」は、お客様の多種多様なニーズを迅速に満たすため、堅牢な構造及び柔軟性を重視して設計されています。そのため、住宅用小型エレベーターから、大型荷物用エレベーター、そして特殊なヘリポート用エレベーターまで、めまぐるしく変化する開発・研究課題にスピーディーに対応できるのです。
また、制御プログラム開発のためのシミュレーション室や、ドア機構等の耐久試験を行える実験室を併設し、新技術の積極的な開発にも力を注いでいます。
本研究棟は、エレベーター関連技術の継承と進化を図る人材育成施設としても位置付けられており、設計・製造・据付・検査・保守が共に集い、様々な目的に応じてフレキシブルに対応できる施設として活用しています。