入社のきっかけ
偶然の出会いから始まった、制御技術のキャリア
幼少期からロボットが好きだったため、高専では電気電子や機械について学びました。制御技術を使っておもしろいモノを動かす仕事がしたいと思っていたところ、当時私がアルバイトをしていた飲食店の近くに三精テクノロジーズの事業所があったという偶然から、当社を知りました。私はライブ鑑賞が趣味ですが、ライブで使われる舞台やホールの魅力的な機構・設備に関わる点に惹かれ、興味を持ちました。母校からの新卒採用は私が初めてでしたが、今では毎年のように後輩が入社しており、嬉しく思っています。
仕事内容
“舞台を動かす”仕組みをつくる
私は舞台機構の制御設計を担当しています。まずお客様にヒアリングを行い、ご要望に合った装置の動きを実現するために、具体的な仕様を策定します。舞台機構は建物に付随して納品されるため、ゼネコンや他の設備業者との調整も行います。次に、電気回路図、制御盤、操作盤などの設計を行い、プログラムの設計も行います。完成後は、お客様の施設で動作に問題がないかを確認し、最後に制御盤や操作盤の使い方を説明します。案件の規模にもよりますが、一つの案件に半年から数年程かかります。
仕事のやりがい
お客様の驚きと笑顔が、最大のやりがい
お客様に操作説明を行い、「こんなこともできるのですね!」と喜んでいただけた時は、特にやりがいを感じます。お客様のご要望を実現するだけでなく、使い勝手を考慮して更に良い提案を行うなど、きめ細やかな気配りを心掛けています。また、新築の案件では万が一のトラブルに備えて、初めて行われる公演やイベントを舞台袖で見守ることがあります。モノづくり企業でありながら、舞台に立つ演者やそれを鑑賞するお客様の笑顔を見ることができるのは、当社ならではの魅力だと思います。
今後の目標
制御設計チームの未来をつくる
制御設計チーム全体のスキルアップに貢献したいと考えています。現在行っている若手社員の研修では、舞台機構だけでなく、遊戯機械や昇降機のメンバーも参加し、最新のセンサーやプログラムについて技術交流を行っています。動かすモノは異なりますが、電気の力を用いて制御する点では共通しており、参考になる知識が得られています。また、新入社員の教育にも力を入れており、配属後に取り組む問題集を用意し、案件を一人で担当できるようになるまで丁寧に指導しています。今後も新入教育やチーム強化のためにできることを模索していきたいです。
私の思う 三精テクノロジーズ
70年以上の歴史と技術で、唯一無二の舞台を実現
制御技術を用いて動かせるものは多く存在しますが、当社のようにユニークで魅力的なものを動かす仕事はなかなかないと思います。自分が関わった施設が多くの人に認知され、地図上にその名を残すことができるのは大変魅力的です。また、制御プログラムの技術が進化し、お客様からよりきめ細やかでスムーズな動きが求められるようになってきていますが、当社には70年以上の歴史と豊富な実績があり、他社にはない高い制御技術を提供できることも強みだと思います。